こどもの国は、その広大な敷地と多様な施設により、夏の特別なお出かけ先として、子どもから大人まで幅広い世代に深く愛され続けている場所です。豊かな自然に囲まれた壮大な敷地の中には、楽しい遊具、動物とのふれあいを楽しめる牧場エリアに加え、特に夏ならではの醍醐味である水遊びや、本格的な屋外プール、そして家族や友人と楽しめるバーベキュー施設など、すべてを遊びつくせる万能なレジャースポットとしての側面も持っています。
この記事では、特に暑い季節を快適に、そして思い切り楽しむためにおすすめしたい「せせらぎ」や「屋外プール」といった「水遊び」スポット、さらにはアウトドア派に嬉しい「バーベキュー場」などの充実した施設を詳しくご紹介し、こどもの国の夏を最大限に満喫する方法をご案内します。
こどもの国の水遊びスポットはどこ?「せせらぎエリア」で安心して遊ぼう
夏の暑さを忘れさせてくれる「水遊び」といえば、こどもの国で真っ先にファミリーにおすすめしたいのが「せせらぎエリア」です。このエリアは、小さなお子様でも安全に遊ぶことができるように設計された浅瀬の人工水路となっており、真夏になると多くの家族連れが涼を求めて集まり、賑わいを見せます。水の中に入って、パシャパシャと楽しそうに水をかけあう子どもたちの姿を見ていると、大人まで思わず笑顔になってしまう、そんな楽しい空間が広がっています。
せせらぎとは?安全に配慮された人工の小川
「せせらぎ」は、公園の正面入口から入った後、「ちゅうおうひろば」を通り抜け、内園通路を右方向に進んだ先に位置している、自然の石や岩を配置した人工の小川です。最大の特徴は、水深が非常に浅く、安全に細心の注意を払って設計されている点です。水深は約10~20cm程度と、よちよち歩きを始めたばかりの小さなお子さまでも安心して水に親しみ、水遊びを楽しめる深さになっています。
- 水深:約10~20cm
- 長さ:約50mほど
- 開放期間:3月中旬~10月中旬(天候や気温によって変動する場合があります)
- 利用料金:無料(入園料は別途必要です)
この「せせらぎ」には、子どもたちが興味を持つような小さな噴水や、水の流れを楽しむための岩などが随所に配置されています。しかも、小川が縦に50m近くの長さで続いているため、多くの子どもたちが一度に遊んでも混雑しすぎずに、思い切り水と戯れることができます。写真では平日の朝早い時間帯で、人がいない瞬間を狙って撮影していますが、土日祝日や日中の時間帯になると、この浅い小川は小さな子どもたちの大歓声で大賑わいとなります。

持ち物&注意点
「せせらぎ」は浅い小川とはいえ、基本的には浅いプールと同じ感覚で、思い切り水に濡れる場所だと考えて準備しましょう。快適に遊ぶための主な持ち物と注意点は以下の通りです。
- 着替え(最低1セット、濡れてしまうことが多いので2セットあると安心です)や水着
- タオル・日よけ帽子(熱中症対策は必須です)
- 防水ポーチや濡れてもいいバッグ(水しぶきがかかるため)
最も重要な注意点として、「せせらぎ」内では安全上の理由からビーチサンダルなどの履き物が禁止されています。転倒防止と水路の保全のため、靴やサンダルを履いたまま水路内に入らないように、特に小さなお子様にはしっかりと注意を促してください。ルールとマナーを守って、すべての子どもたちが安全に楽しく水と戯れることができるようにしましょう。


本格的に泳ぎたいなら「屋外プール」へGO!
「せせらぎ」での水遊びだけでは物足りない、もっと本格的に泳ぎたい!という水遊び好きで元気いっぱいの子どもたちには、夏季限定でオープンする「屋外プール」が断然おすすめです。こどもの国の屋外プールは、複数のエリアに分かれているため、年齢や泳力に応じて、安全に水泳や水遊びを満喫することができます。
屋外プールの基本情報(2025年最新)
営業期間:7月中旬~8月末(詳しい日程は毎年公式サイトで確認が必要です)
- 例年:7月19日(土)~8月31日(日)の期間で営業
閉場日:期間中の毎週水曜日が閉場日となります。(ただし、2025年の8月6日、13日はお盆期間のため開場予定です)
営業時間:10:00~16:00(最終入場は15:30まで)
- 安全管理のため、開場中には定期的に「水底の安全確認」と「一斉休憩」の時間が設けられます。
場所:公園の正面入口から入り、「ちゅうおうひろば」の先、徒歩約5分ほどの場所に位置しています。
屋外プール利用料金
屋外プールの利用には、こどもの国の入園料とは別にプール入場券が必要です。泳がない方も含め、プールエリアに入るすべての方に利用料金がかかりますので、ご注意ください。
| 料金種別 | 区分 | 料金 | 備考 |
| セット料金 | おとな | 1,200円 | 入園券+プール入場券のセット(発売は15時まで) |
| 小中学生 | 500円 | ||
| 幼児(3歳以上) | 400円 | ※2歳以下は無料です | |
| プール入場券 | おとな | 700円 | 既に入園済みでプールに入りたい場合 |
| こども(3歳~中学生) | 400円 |
※泳がない方も、入場料は必要です!

屋外プールの種類
こどもの国の屋外プールには、様々な年齢層とニーズに応えるために複数の種類のプールが用意されています。
| プール名 | 特徴 |
|---|---|
| 幼児向けプール(水深15~30cm) | 小さなお子様向け |
| 水深30~70cmの大きな浅いプール | 小学生位までのお子様向け |
| 水深100cm&水深1m20cmの大きなプール | 円形の大きなプールで、浮き輪でプカプカ。 |
| *水深90cm長さ22mの滑り台 | 楽しいウオータースライダー |
上記の他「有料イベントエリア」として25mプールがあります。
※2025年は有料イベントに使用されるため、この25mプールは全日程で使用できません!
プールでの注意点 安全とマナーのために
安全と衛生上の観点から、オムツの取れていないお子様は残念ながら入水できません。(水遊び用のスイムパンツ着用も不可とされています)
飲食物の持ち込みは可能ですが、プールサイドでの飲食は指定されたエリアのみで許可されています。必ずルールを守り、他の利用者の迷惑にならないよう配慮してください。
手ぶらでもOK!大人気のバーベキュー場
自然の中でアクティブに遊んだ後は、家族や友人とワイワイ楽しめるバーベキューはいかがでしょうか。こどもの国では、専用のバーベキュー場が完備されており、事前の予約さえすれば、なんと食材や機材を持ち込まずに「手ぶら」での利用も可能という、非常に便利な施設です。

営業時間
バーベキュー場は、春から秋にかけてのシーズンに営業しており、冬期は休業となります。
- 営業期間:春~秋(冬季休業)
- 営業時間:
- 土日祝:午前(10:00-12:30)、午後(13:30-16:00)の2部制
- 月~金:11:00-15:00の1回利用
- 場所:白鳥湖(はくちょうこ)の奥にあります。
- 利用方法:このバーベキュー場は、完全予約制となっています。
このバーベキュー場は、株式会社デジサーフという会社が運営管理を行っています。利用を希望される場合は、デジサーフが提供する「デジキュー(バーベキュー場検索サイト)」からの事前予約が必須となりますので、公園の公式サイトではなく、必ずデジキューのサイトから予約手続きを行うように注意してください。
料金と設備
料金(1名あたり):
- 土日祝:大人 ¥1,600、こども(小・中学生)¥800、幼児 ¥200
- 月~金:大人 ¥1,200、こども(小・中学生)¥600、幼児 ¥200
- ※上記の他に、こどもの国の入園料が別途必要です。
持ち込みについて:食材、飲み物の持ち込みは可能ですが、酒類の持ち込みは禁止されています。現地にはドリンクや食材の売店もあります。
設備:
- 各サイトにテーブルとイスが完備されており、快適に利用できます。
- 一部に屋根付きのエリアもありますので、多少の雨天時でも安心して楽しめます。
- 使用後のゴミは、所定の場所で分別処理が可能です。
▶バーベキュー場 使用時の詳細&予約はデジキュー(バーベキュー場検索サイト)からどうぞ
おすすめの持ち物
手ぶらでも楽しめますが、より快適に過ごすために、以下のものがあると便利です。
- クーラーボックス(飲み物や持ち込み食材の保冷に)
- 調味料(醤油・塩・胡椒などは、念のために持参すると安心です)
- 飲み物(園内の自動販売機でも購入可能ですが、事前に準備しておくと便利です)
青空の下、家族みんなでワイワイと協力しながら食材を焼いて食べるバーベキューは、何よりも贅沢で、かけがえのない夏の思い出となるでしょう。
※バーベキュー場とは別に、より本格的な料理を楽しめる「野外炊事場」や、夏のシーズン限定で貸し出し備品付きでオープンする「キャンプ場スペース」もあります。どちらも事前予約制ですので、詳細は公式サイトをご確認ください。


まとめ:こどもの国は「夏の楽園」!水と自然で遊びつくそう!
こどもの国は、単に遊具が設置されたレジャーランドや普通の公園という枠を超えた、壮大な自然の中で、親子が一緒に様々な「やってみる」体験ができる特別な場所です。ここでは、都会の喧騒から離れ、自然に親しみながら、日常ではなかなか味わえない貴重な体験をすることができます。
季節によって公園の表情は美しく変化しますが、特に夏は、今回ご紹介した「水遊び」や「屋外プール」、そして「バーベキュー」といった「水と自然」をテーマにした思い出作りにぴったりのシーズンです!次の週末や夏休みには、ぜひご家族みんなでこどもの国に出かけて、水と自然を満喫しながら、かけがえのない一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。


