はじめに
「こどもの国って、どの季節に行っても本当に楽しい場所なの?」
もしあなたがそんな素朴な疑問や、訪れるタイミングに迷いを感じているのであれば、私は自信をもって、そして声を大にして断言したいです。
こどもの国は、広大な敷地を活かした四季折々の豊かな自然と、それに合わせた趣向を凝らしたイベントが一年を通して楽しめる、非常に魅力的なお出かけスポットです!季節が移ろうごとに園内の景色も一変し、訪れるたびに新しい発見と感動があります。
たとえば、春には満開の桜の下でののんびりとしたお花見、太陽が輝く夏には大規模なプールでの水遊び、秋には赤や黄色に染まる紅葉狩り、そして冬には家族や友人と楽しむスケートなど、それぞれの季節に固有の「特別な楽しさ」が待っているのです。
この記事では、2025年版として、春・夏・秋・冬の各季節について、その時ならではの見どころ、開催予定のイベント、快適に過ごすための服装のポイント、そして特におすすめしたい遊び方を、詳しくわかりやすくまとめてご紹介します。この完全ガイドを、次の「こどもの国」訪問プランを立てる際の決定版として、ぜひ参考にしてくださいね。
春(3月〜5月)|花咲くこどもの国で、のんびりお花見&ピクニック
見どころ
春のこどもの国は、冬の寒さを乗り越え、生命力あふれる花々が一斉に開花する、一年で最も色彩豊かな季節を迎えます。桜を筆頭に、菜の花、チューリップなど、園内はまるで巨大なフラワーガーデンと化し、色とりどりの花が満開になります。歩を進めるごとに自然のやさしい香りと鮮やかな色彩に包まれ、訪れる人の心がふわりと解きほぐされ、癒されるのを感じられるでしょう。
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桜(3月下旬〜4月上旬): 特に中央広場や、白鳥湖をぐるりと囲む周辺エリアは、見事な桜並木が続き、絶好のお花見スポットとなります。満開時にはまるで桜色の雲の下を歩いているような、幻想的な体験ができます。
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菜の花(4月): 牧場エリアの近くには、一面に広がる黄色い菜の花のじゅうたんが出現します。青空とのコントラストが美しく、春の訪れを五感で感じさせてくれる場所です。
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ツツジ・チューリップ(4〜5月): 園内の様々な小道沿いや花壇には、色鮮やかなツツジやチューリップが咲き誇ります。特にチューリップは品種が多く、その形や色の変化を楽しむのも春ならではの醍醐味です。
イベント
春の訪れとともに、自然をテーマにした体験型イベントや、子どもの感性を育む楽しい企画が多数開催されます。
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春の花まつり(例年3月下旬〜4月上旬): 園内に咲く美しい花々を愛でるだけでなく、自然の素材を使ったクラフト体験や、専門家から学べる自然教室なども開催されます。自然と遊び、学ぶ絶好の機会です。
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イースターイベント(4月): 春の恒例行事として、園内の隠された卵を探し出すエッグハントをはじめ、カラフルでかわいらしいイースターバニーなどのフォトスポットが大人気となります。子どもたちが夢中になって参加できる、ワクワクするイベントです。
おすすめの楽しみ方
春の穏やかな陽気と美しい自然を最大限に堪能するための、おすすめの過ごし方をご紹介します。
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レジャーシートを広げてピクニック: 中央広場などの芝生エリアでレジャーシートを広げ、手作りのお弁当やおやつを楽しむのは、こどもの国での春の定番です。開放感あふれる空間で、家族や友人と心ゆくまでリラックスできます。
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春の自然観察ウォーキング(子ども用双眼鏡も楽しい!): 咲き始めた花や、活動を始めた昆虫、野鳥などを観察しながら、園内の遊歩道をゆっくりと散策してみましょう。子ども用双眼鏡を持たせると、小さな発見が大きな喜びに変わり、より一層楽しめます。
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お花と一緒に記念写真を撮る: 満開の桜や菜の花、チューリップを背景に、思い出に残る一枚を撮影しましょう。春ならではの明るい色彩が、写真に特別な彩りを与えてくれます。
服装と持ち物のポイント
春は気温差が大きい季節です。快適に、そして安全に過ごすために、以下の点に注意しましょう。
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昼はあたたかくても、朝晩や日陰は冷えるので上着必須: 特に早朝の開園直後や、夕方にかけては気温が下がることがあります。脱ぎ着しやすい薄手のダウンジャケットやパーカー、カーディガンなどの上着を必ず用意しておきましょう。
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花粉症対策(マスク・目薬・ウェットティッシュなど)も忘れずに: スギやヒノキなどの花粉が飛散する時期と重なるため、花粉症の症状がある方は、マスクの着用、目薬、そして鼻をかむためのウェットティッシュなどを多めに持参することをおすすめします。

夏(6月〜8月)|じゃぶじゃぶ池で水遊び!暑さを楽しむこどもの国
見どころ
夏のこどもの国は、太陽の光を浴びながら楽しむ水遊びと、広大な敷地を活かした木陰での遊びが主役となります!うだるような暑さの中でも、深い木々が作る木漏れ日のもとで過ごす時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる、子どもにとって最高の夏の思い出となるはずです。園内に響き渡るセミの力強い鳴き声、草木の濃い緑が運ぶ清々しい風のにおいなど、五感で夏を感じることができます。
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じゃぶじゃぶ池・噴水広場: 例年7月中旬から8月末までの夏季限定で開放されるこのエリアは、子どもたちが待ち望む夏のオアシスです。水深が浅く安全に配慮されたじゃぶじゃぶ池と、予測不能な水の動きが楽しい噴水広場は、まさに夏の熱気を吹き飛ばす特等席です。
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昆虫観察や自然探索: 雑木林の中に入れば、セミの抜け殻探し、アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声比べ、水辺ではトンボやカエルとの出会いなど、日常ではなかなか体験できない夏の生き物たちに出会えるかもしれません。虫かごを持って、夏の自然を本格的に探索してみましょう。
イベント
夏休み期間中を中心に、水と自然を満喫できる、子どもたちの好奇心を刺激するイベントが目白押しです。
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夏の自然体験教室(昆虫観察、魚の観察など): 普段は気づかない森の奥の生き物たちについて、専門のスタッフから楽しく学べるプログラムです。カブトムシやクワガタの生態、池に生息する小さな魚の観察など、**「生き物図鑑の世界」**が目の前に広がり、子どもの探求心を大きく育みます。
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水遊びDAY(週末イベント): 定期的な週末には、じゃぶじゃぶ池周辺で特別なイベントが開催されることがあります。参加者全員で盛り上がる水鉄砲合戦や、涼しげな水風船遊びが開催される日もあり、普段の水遊びとは一味違う、エキサイティングな体験が楽しめます。
おすすめの楽しみ方
夏のこどもの国を満喫するための、涼しく、そして思い切り体を動かせる遊び方をご紹介します。
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水着を着て、じゃぶじゃぶ池で思いきり遊ぶ!: 迷わず水着に着替えて、水しぶきを気にせず開放的に遊びましょう。水深が浅いため、小さなお子様でも安心して水に親しむことができます。
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噴水広場でずぶ濡れになってもOKな服装で◎: 噴水広場は、いつ水が飛び出してくるか分からないスリルが魅力です。水着でなくても、Tシャツや短パンなどすぐに乾く素材の服装に着替えて、全身で水の冷たさを感じて楽しむのがおすすめです。
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木陰でお昼寝ピクニック、ハンモックやテント持参もおすすめ: 広い園内の木陰を選んで、ゴザやレジャーシートを敷き、ゆったりとした時間を過ごすのは格別です。簡易的なハンモックやポップアップテントを持参すれば、より快適な「夏の別荘」空間を作り出すことができ、午後のまどろみを楽しむのに最適です。
服装と持ち物のポイント
夏の強烈な日差しと水遊びに対応するための、必須アイテムをしっかり準備しましょう。
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ラッシュガード・サンダル・タオル・着替えは必須アイテム: 水遊びをする場合は、日焼け防止と怪我予防を兼ねたラッシュガード、脱ぎ履きしやすいサンダル(ビーチサンダル不可のエリアもあるため、事前に確認を)、そして体の冷えを防ぐ大判のタオルと、遊んだ後の全身の着替えは絶対に忘れないようにしましょう。
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熱中症対策(冷感タオル・日よけ帽子・水筒・塩分タブレット)を徹底: 広大な敷地を歩き回り、夢中になって遊ぶ夏は、熱中症のリスクが高まります。つばの広い日よけ帽子、大容量の水筒、冷感タオルでこまめに体を冷やし、汗で失われたミネラルを補給するための塩分タブレットも用意して、水分補給と休憩を意識的に行ってください。

秋(9月〜11月)|紅葉とどんぐりと自然の宝物を見つけよう
見どころ
秋のこどもの国は、空気が澄み渡り、日中の気温も過ごしやすいため、一年で最もハイキングや外遊びに適した季節となります。園内を埋め尽くす木々は、徐々に赤や黄色に色づき始め、あたり一面が豊かなグラデーションの景観に変わります。紅葉ハイキングを楽しみながら、足元に落ちている自然のクラフト素材(宝物)を集める遊びが格別です。
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紅葉スポット: 中央広場のケヤキ並木や、牧場エリア周辺の広葉樹、そして冒険広場へと続く小道沿いなどが、特に美しい紅葉を楽しめるスポットです。鮮やかに色づいたモミジやイチョウが、秋らしい柔らかな日差しに照らされる光景は、一見の価値があります。
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どんぐり・松ぼっくり: 園内のいたるところで、クヌギやコナラなどの木々から落ちたどんぐりや、大きな松ぼっくりなど、秋のプレゼントが地面を覆い尽くします。バリエーション豊かな木の実を探して集めるのは、子どもだけでなく大人も童心に帰って楽しめるアクティビティです。
イベント
芸術の秋、食欲の秋にちなんだ、創造力を刺激するイベントや、自然の恵みを体験できる企画が開催されます。
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秋の自然クラフト体験(木の実・葉っぱを使った工作): 拾い集めたどんぐりや色づいた葉っぱ、小枝などを材料にして、オリジナルのリースや動物のオブジェなどを作る工作教室が人気です。自然の素材に触れながら、子どもの創造力と手先の器用さを育むことができます。
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収穫体験(予約制): こどもの国牧場近くの畑などで、サツマイモやダイコンなど、秋に旬を迎える野菜の収穫体験ができる機会が設けられることがあります(詳細は要事前確認)。土に触れ、自分の手で食べ物を収穫する体験は、食育の観点からも非常に価値があります。
おすすめの楽しみ方
気候が最高の秋だからこそ楽しめる、のんびりとした、あるいは探求的な過ごし方をご紹介します。
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落ち葉の上を歩く音を楽しみながらの森林散策: カサカサと心地よい音を立てる落ち葉のじゅうたんの上を歩くのは、秋ならではの感覚的な楽しみです。踏みしめるたびに変わる音色を感じながら、深まる秋の森の中を散策してみましょう。
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秋の自然素材を拾って、帰宅後に工作タイム: 園内で見つけた色とりどりの葉っぱや形の異なる木の実を大切に持ち帰り、自宅でそれらを並べたり、貼り付けたりして創作活動をするのも楽しい思い出になります。こどもの国の自然が、そのまま自宅での遊びにつながります。
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芝生で読書やお昼寝、のんびり過ごすにもぴったり: 日差しが柔らかく、虫も少なくなる秋は、広々とした芝生広場でシートを広げ、読書をしたり、ただ空を眺めながらお昼寝をしたりと、贅沢なのんびりタイムを過ごすにも最高の季節です。
服装と持ち物のポイント
朝晩と日中の寒暖差に対応できる、調節しやすい服装がポイントです。
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脱ぎ着しやすい重ね着スタイルが便利: 日中は汗ばむほど暖かくなることもありますが、夕方や日陰に入ると肌寒く感じます。長袖Tシャツの上に薄手のトレーナー、さらにベストやパーカーを重ねるなど、体温調節が容易なレイヤードスタイルを心がけましょう。
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軽いウィンドブレーカーやストールがあると◎: 散策中に風が強く感じられる場合や、休憩中に体が冷えるのを防ぐために、携帯しやすい薄手のウィンドブレーカーやストールをバッグに入れておくと非常に便利です。

冬(12月〜2月)|寒さを楽しむ!スケートと冬の自然
見どころ
「こどもの国=春や夏だけがハイシーズン」というイメージを持っていませんか?それは大きな間違いです!実は、冬も寒さを吹き飛ばすような、そして冬ならではの静かで美しい魅力がたっぷり詰まっているんです。その中でも特に人気を集めるのが、冬季限定のアイススケート場です。
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アイススケート場(屋外): 例年12月中旬から2月末までの期間限定でオープンする屋外スケートリンクは、冬のこどもの国の代名詞とも言えます。澄み切った青空の下で滑るスケートは、屋内リンクでは味わえない開放感と爽快感があり、親子連れやカップルに大人気です。
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澄んだ空と静けさの中の散策: 冬は空気が乾燥して澄み切っているため、遠くの景色が美しく見渡せます。また、ハイシーズンに比べると来園者が少なくなるため、広大な園内を静かに、ゆっくりと散策できる穴場感があります。鳥のさえずりや風の音など、冬の自然の静けさを存分に感じられます。
イベント
寒さを利用したアクティビティや、日本の伝統的な遊びを体験できるイベントが中心となります。
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冬のスケート教室(初心者向け): スケートリンクでは、初めてスケート靴を履くお子さんや、滑り方に自信がない人でも安心して参加できる初心者向けのスケート教室が定期的に開催されます。インストラクターが丁寧に指導してくれるので、短時間で滑れるようになるかもしれません。
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お正月遊び体験(こま回し・羽根つきなど): 年始には、日本の伝統的なお正月遊びを体験できるコーナーが設けられることがあります。こま回しや羽根つき、たこ揚げなど、昔ながらの遊びを通じて、日本の文化に触れる良い機会となります。
おすすめの楽しみ方
冬の寒さをポジティブに捉え、活動的に、あるいはのんびりと楽しむ方法をご紹介します。
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スケートリンクで親子で初すべりチャレンジ!: 経験豊富な方も、初めての方も、広いスケートリンクで一緒に滑る時間は特別な思い出になります。手をつないで滑る親子の姿は、冬のこどもの国を象徴する光景です。
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冬の自然観察(冬芽・野鳥・霜柱探し): 葉が落ちた冬の木々を観察すると、春の準備をしている**「冬芽(ふゆめ)」を見つけることができます。また、夏とは違う種類の野鳥を観察したり、寒い朝には地面にできる霜柱**を探したりと、静かな冬ならではの小さな発見を楽しめます。
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あったか飲み物&おやつを持参して、ホット休憩タイム: 冷えた体を温めるために、魔法瓶に入れた温かいココアやスープ、ホカホカのおやつなどを持参して、景色が良い場所で休憩しましょう。冷たい空気の中でいただく温かい飲み物は、格別の美味しさです。
服装と持ち物のポイント
何よりも寒さ対策を徹底し、安全に遊ぶための装備を忘れずに。
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ニット帽・手袋・ネックウォーマーなどでしっかり防寒: 冬の屋外活動では、体の末端から熱が逃げやすいため、ニット帽で頭を、手袋で指先を、そしてネックウォーマーで首元をしっかりと防寒しましょう。重ね着のインナーには、保温性の高い素材を選ぶと良いでしょう。
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スケートするなら手袋は必須!貸し出しがないこともあるので注意: スケートリンク内では、転倒時の怪我防止のために手袋の着用が必須と定められている場合がほとんどです。リンクでの貸し出しがない、または有料である場合もありますので、必ず家から持参するようにしましょう。
年間イベントカレンダー(目安)
下記イベントは過去の実績に基づく目安であり、2025年度の予定は年度により大幅に変更となる場合があります。お出かけの際は、必ずこどもの国公式サイトにて最新情報をご確認ください。
まとめ|こどもの国は、1年中いつでも遊べる最高の場所!
横浜市にある「こどもの国」は、その広大な敷地と豊かな自然環境のおかげで、どの季節に訪れても全く異なる表情を見せてくれます。一年を通じて、子どもたちの感性を刺激し、体を思い切り動かせる最高の遊び場であり続けます。
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春は花ざかり:満開の桜の下で親子でのんびりお花見ピクニックを楽しむ、穏やかで美しい季節。
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夏は水遊びと自然の涼:じゃぶじゃぶ池で思いきり解放され、木陰で夏の自然を探求する、活発な季節。
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秋は紅葉とどんぐり:色づく木々の中を散策し、**季節の宝物(木の実)**を見つけ出す、探求心満載の季節。
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冬はスケートと澄んだ空気:アイススケートで寒さを楽しみ、澄んだ空気の中で静かな自然の美しさを感じる、活動的な季節。
あなたの家族にとって、最も心を惹かれる季節はどれでしょうか?ぜひ、この完全ガイドを参考に、1年に何度でも訪れて、こどもの国の四季折々の魅力をすべて体験してみてくださいね。
